2月6日(水曜日)
今日は、いよいよ大晦日。と言っても私には、あまり変化はないのだが。
通常通りレストランで朝食。客は、またまた一人だけ。何か申し訳ないような。
朝のうち、少し風があったため著と寒さを感じるが天気は、よいから、早めに買い物を済ませるため、バスで中心部に出かけようと思ったが、バスが通常の時間通りに来ないようだ。特別時間なのかな?
それに、これは、よくあることだが、規定の時間よりも早く出発してしまうのだ。
運転手の気分で出発してしまうのかな?遅くなるのは、仕方がないが、早く出発されてしまうと本当に困る。
取りあえず今日は、大通りまで20分ほどかけて歩いていき、そこで別のバスに乗る。ここならば、5~10分に1本は、バスが来るから。
しかし、ここからまた中心部までは、30分近くかかるのだから、行くだけで1時間かかってしまうことになる。本当に不便だなあ。
まずは、バスに乗って、また一つ気になることが。
運転手にもよるのだが、本当に愛想のない、危険な運転の者もいる。
それに、女性や年寄りが、乗ろうとして駆け寄ってきているのに平気でドアを閉めて発車させてしまう。ミラーで確認などしないのだろうか。日本ならば、営業所にすぐに苦情の電話だろうが、ここでは、そのようなことをする客もいないのだろう。だから、改善もされない。
これからの中国は、もっとソフト(人材・サービス)の向上を目指すべきなのになあ。
市内で買い物をする前に、ちょっとあちこちを歩き回ってみた。大晦日の街中を観察するため。
店によっては、既に休業している所もある。
風景としては、日本の大晦日と変わらない様に思う。爆竹や花火をあちこちの露天で大量に売っている点が違うくらいかな。
春聯とか対聯と呼ばれる飾りは、今日はあまり見られなかったかな。対聯は、自分で言葉を考えるのかな?
市内もまだ、歩いていない所が、たくさんあるのだろうが、自転車でもあればなあ。来たばかりの時に、買っておけばよかった。
歩き回った後、食べ物を明日以降の食べ物を買っておこうと思ったのだが、スーパーは、ものすごい混み方。この中で、私のような外国人が買い物なんてできない。早々に諦めて、バスーターミナル近くのスーパーまで行くことにした。
私達の子供の頃は、お正月に新しい服、新しい物をおろす(使い始める)と言う習慣があったから、正月になるまで待ちなさいとか、正月を楽しみにすると言う感覚があった。今の中国は、そのような習慣があるように思う。だから、正月前の買い物を楽しみにしているのではないだろうか。でも、こういう習慣と言うか考え方は、必要なのではないかな。いつでも、欲しい物を買い、すぐに使ってしまう日本。我慢とかケジメってないような。中国人が、我慢してケジメがあると言うわけではないのだが、でも何か日本になくなってしまったものを感じると懐かしくなると言うか、羨ましくなる時がある。
ターミナルまでは、やはり30分ほど。店のすぐ横まで行けるから、とても便利。ただ、帰りは、ホテルまで25分ほど歩くことになるが。
こちらのスーパーは、多少いつもよりも混んでいるが、全く問題がなかった。安心して買い物できた。
そこから、急いでホテルに戻る。風が冷たいから、歩き始めは、結構寒い。それでもいつもと同様到着間際には、若干汗ばむ。
遅めの昼食を取り、その後洗濯を済ませてしまう。夜は、何があるかわからないから。
部屋のドアの鍵(カードキーなのだが)が壊れてしまっていて、カードがなくてもいつでもドアが開いてしまう。これでは、鍵の意味がない。直してくれるのかなあ?一応服務員(スタッフ)の彼女に話して、わかったとは言ってくれたのだが。
そうこうしているうちにもう、夕方。
食事の仕度を始める。
最近は、夕食の準備が、面白くなってきた。
今日は、買ってきた野菜を電子レンジで調理してみた。(Sさんに教えてもらったのだが)
なかなか、いい。
しかし、トマトは、失敗。日本のトマトと違うのかな。固くて、中身が本当に少ししかない。皮ばかり。
早々に風呂に入り、夕食も食べ、春節を迎える準備。
Skypeで、文登のKさんが、花火のことや爆竹の様子などを色々教えてくれた。
確かに彼女が言うように、今日は朝からあちこちで、花火の音がする。爆竹はあまり音は聞こえなかったが。まあ、このホテルの周辺は、人が住んでいないのだから当然かな。
6時過ぎ辺りから、あちこちで花火の打ち上げが始まった。ホテルの部屋から、全部見えるのだが、かなり遠くと言う感じ。おそらく中心部で上げているのだろう。
まあ、雰囲気は、感じられるか。
ビールを飲みながら、部屋のベッドの上からしばし見ていた。外ではとても寒くて見ていられないから、これで丁度いい。
それから、8時から「春節聯歓晩会」(日本のNHKの紅白歌合戦のようなもの)を見るように言われた。歌あり、踊りあり、喜劇あり。色々なプログラムが用意されているようだ。
これも、日本では、昭和の古きよき時代と同じかな。このような番組を家族揃って、見て年越し蕎麦を食べると言うのと同じだろうから。(ただ、この番組は視聴者が多いという理由により、あちこちの企業から集める広告収入がすごいらしい。去年は確か5億元だと聞いた。ギャラも高い人だと8000元だとか。私の生徒のアルバイト料は、1日15元なのに)
しかし、ホテルで一人だけで寂しく見ている私には、全然関係ないなあ。
12時になると、花火は、一気に最高潮。一斉にあちこちで打ち上げ始めた。これが、お祝いなのだろう。
なるほどね。これが、賑やかな中国の正月と言われる一部分なのだろう。
威海中心部1
花火と爆竹の露天商
威海中心部2(後ろに黒い煙、火事?)