母校訪問

老師

2012年03月09日 23:17

今日は、昨年4月から日本で勉強していて、今、一時帰国していたCさんが、1年ぶりに顔を出してくれた。
彼女は、中国人としては、本当に珍しいくらい精神年齢が高く、大人の考えをできる学生だった。
今、日本で看護の勉強をしていて、先月の看護師国家試験を受験したのだが、どうも結果は、あまりかんばしくなかったようだ。
准看護師の方は、合格しそうだが、正看護師の方が、だめだろうとのことだった。
それでも、ちゃんと後輩のために、わざわざ帰国前の忙しい時に、来てくれて、後輩に色々指導していってくれた。
中でも、さすがだなあと感じたのは、今、彼女たちが使っている板橋区内のURの団地の部屋の掃除についてだった。
他の学生たちは、お金を節約するとか言って、きちんとした洗剤も使わず、ただ、水拭きだけで掃除をすませているのだが、
彼女たちの部屋は、きちんとみんなでお金を出し合って、毎週、きちんと拭き掃除をしているらしい。
中国人は、どうしても油を使う料理が多いため、台所も板の間もすぐに油でベタベタするのだ。
それを何も掃除しないでいれば、どのようになるのか、想像に難くない。
それでも、平気で汚いままで使っている者が多いのだ。
私も1月に帰国した際、訪問してみてそれは感じた。
すべてを細かくチャックしたわけではないが、おそらくトイレや台所、ふろ場などの水回りは、相当汚れていると思う。
何しろきちんと掃除をしないのだから。
学校内の寮にしても、同様だ。
ゴミも多いし、とにかく汚いと感じる個所が多い。
それを彼女は、きちんと後輩たちにアドバイスしてくれていったのだ。

他にも数人、このような先輩たちがいるのだが、本当に珍しいという感じだ。
自分のことしか考えない者がが多いので。
Cさんには、もし今年がダメでも、是非、来年再度頑張ってもらいたいものだ。
彼女のような看護師ならば、日本人としては、大歓迎だからだ。

関連記事