3月9日(日曜日)
最近、本当に暖かくて楽になった。
今朝も食事の後、学校の周囲をぐるっと散歩してきたが、コートは、全く要らなくなった。
生徒達は、冬の間は、あれほど厚着をしていたのに、今の時期、途端に薄着になっている。大丈夫なのかなあ?
今日は、「龍抬頭(龍が頭をあげる日)」と言う日だそうだ。中国の北方、特に北京では、旧暦2月2日のことをと呼んでいたらしい。昔、龍は雨を司る神で、龍が頭をあげると雨が降り、この一年いい天候に恵まれ、豊作になると信じられ、龍抬頭の日は、農民にとって大切な祝日だったとのこと。 龍抬頭の日になると、中国北方では、小麦粉で出来た食品、たとえば春餅や餃子、麺類を食べるのだが、2月2日は龍をまつる日なので、こうした食べ物の名前に「龍」という字をつけ、春餅のことを龍鱗(龍のうろこ)、餃子のことを龍耳(龍の耳)、うどんのことを龍須(龍のひげ)などと呼んでいるらしい。
そして、この日以前は、頭髪は、切ってはいけないことになっており、この日に皆、一斉に床屋に行き、髪の毛を切るらしい。
私も、こちらに来てから一度も床屋に行っていないので確かにかなり伸びてきている。
それを見た総務課のSさんが、昨日、「床屋に連れて行くからホテルで待っているように」と言ってくれた。
髪の毛が長いと見苦しいから、教師らしくないので切ってこいということなのかなあと言う不安もあったので、思い切って連れて行ってもらうことにした。
今日の午後3時頃やっと電話があり、わざわざ会社の車で迎えに来てくれ、そのまま連れて行ってくれた。
そこは、床屋と言うのか美容院と言うのか。Sさん行きつけの店だそうだ。
中国は、理容院とか美容院の区別がないみたいだ。(美容院と言うと日本のエステのようになるらしい)
15分ほど待った後、早速取り掛かってくれた。
手際よく切っていき、無事おっさんヘアーが出来上がり。ただ、剃刀で襟足を剃る時に何もつけないものだから、終わった後ひりひりして夜までずっと痛かった。
今日もまたまた、貴重な中国文化と接した日だった。
威海中心部
床屋は、市役所の近くだった