老師の一言

２月１日（金曜日）
朝からとても暖かかった。
遅めの朝食をとって、その後は、どこにも行くこともなくホテルで過ごした。
教科書をＯ先生が持ってきてくれたので、授業開始後の準備をしておこうと思う。
ただ、研修生の方よりも専科生の方が、問題だなあ。
彼らのレベルと教科書の内容が、合っていないから。
もっと簡単な物を使ってあげる方が効果はあがるはずなのに。

中国語の勉強もしなくてはならないのだが、こちらが、なかなか進めない。
今日も、Ｓｋｙｐｅで煙台のＯさんに「バスターミナル」と言う意味の「汽車駅」の発音を聴いてもらったのだが、合格にしてもらえなかった。「ｎ」と「ｎｇ」の発音の違いが出せないのだ。
頭ではわかっているのだが、実際に音を出すとその違いが、どうもわからない。
本当に難しい。
早めに洗濯をして、夜は、ゆっくり過ごすようにした。

２月２日（土曜日）
今日も、朝からかなり暖かい。
ホテルの前の池の氷は、そのまま凍っているが、風がなければ、十分外に出ていられる。
学校とその周辺を歩いてみた。
今まで知らなかったが、敷地内に自動車学校のコースがあった。
今日も練習をしていた。年末（中国の）なのに、頑張るなあ。
ただ、日本に比べるとかなり大雑把な感じがするけれど。

今日も、南方の（湖南省、安徽省、江西省、広東省など）大雪についての報道をずっとしていた。
やはり、正月を故郷で過ごそうとする人たちが、駅で足止めを食っていたり、途中の高速道路が閉鎖されていたりしていて、かなり大変みたいだ。
ただ、上海のＳさんは、生まれて初めて１０ｃｍ以上積もっている雪を見たと言って、３０歳過ぎなのに、よほど嬉しかったらしく、写真を送ってきてくれた。

テレビで見る故郷に帰ることを楽しみにしている人たちの顔は、中国も日本も同じだな。
ただ、中国は人数が多いし、正月にかける思いが、日本に比べてかなり強いから、この足止めは、そうとう大きな問題なんだろう。
以前も書いたが、最近、テレビでやっているコマーシャルに、人と人とのつながり、マナーを大切にしよう、気遣いをしようというものがあるのだが、見ていて本当に気分がいい。
それから、ＣＣＴＶでも流している大雪の中で様々な作業をしている人たちの顔、様子を見ていると、日本の様子と全く同じだ。何かほのぼのとしてくるし、ＢＧＭで使っている歌（歌詞が字幕で流れる）も、皆家族だ、一緒にいることが、とても幸せだ、だから、一緒に頑張ろうという内容のようなので、これも聞いていて気分がよい。
最近、日本の番組でもＣＭでも、このような内容の物が少ないなあ。
中国の人たちは、とても人情味溢れている感じがする。３０年前の日本と同じように。
確かに理解できないくらい、自分勝手だと映る部分もあるし、マナーの悪さも否めない部分もあるし、行政その他のシステムが不備（考え方の違いにもよる）も感じる。でも日本よりもずっと浪花節的なところもあるように思う。
やはりこれも、長い時間中国で生活していて初めてわかってくることなのだろう。
日本では、冷凍餃子の事件が、大々的に報道されているようだが、あれだけで、中国のことを悪く思う日本人が出てきてほしくないなあ。
日本での報道の仕方も、もう少し考えてほしい気もする。
日本は、過剰反応し過ぎるとか、あまり大きな問題としてとられていないような感じで報道しようとする中国メディアにも、問題はあるとは思うが。
どっちもどっちなんだなあ。
ただ、それを双方の国民が、きちんとわかってくれていればよいだけ。
決して政府やマスコミの発表だけを鵜呑みにしないことが肝心。


文登の卸売市場


文登のバスターミナル


教習中車両


大型車両教習


学校のすぐ隣にある本社ビル